アイルトン・セナ 没24年

 

この時期になると悲しい気持ちになるのは、私だけではないはずです。

5月1日。

今年もこの日がやってきましたね。

(実際にこれを書いているのは、もう5月3日なのですが・・・w)

 

伝説のF1世界チャンピオン、アイルトン・セナの命日です。

 

今年でもう24年。

ご存知の方もきっと多いですよね。


アイルトン・セナ

出典:McLaren Formula 1

80年代〜90年代を代表する、世界最高・最速と言われたF1レーシングドライバー。


個性溢れるドライバーたちが集結していたこの時代。

レースも、迫力あり・ドラマありで、奥が深くて面白かったですね。

 

多くの選手が活躍する中でも、圧倒的に強かったのがセナでした。

「音速の貴公子」という呼び名で知られていましたね。

 

F1って、1レースが2時間くらいあるのですが、2時間ものあいだ集中力を保つって、そうとう大変なことだと思うんです。

かなりのスピードで走っているから、わずかな運転ミスが大きな事故に繋がる危険もあるし、ちょっとでも気を抜けば、ライバルに追い抜かれてしまう。

だから、一瞬の油断も許されない世界なんです。

そんな極限状態の中でドライブして、何度もチャンピオンを獲得するなんて・・・人間離れした才能としか思えませんよね。

 

セナのレースに懸ける思いは誰よりも強く、常に100%の全力疾走でレースに挑んでいました。

どんなに危険な場面でも、不利な状況でも、彼は決して諦めなかったし、自分の走りに妥協しませんでした。

0コンマ1秒の世界の中を、いつも限界ギリギリの瀬戸際で闘っていて、時には危うさを感じるほど・・・。

 

でも、そんな強さと繊細さを持ち合わせていた彼だったからこそ、あれほどまでに圧倒的なドライビングを見せてくれたのでしょう。

 

そして、1994年5月1日。

イタリア・サンマリノグランプリ。

運命の時は、突然やって来てしまいます。

 

ライバルのミハエル・シューマッハとの攻防を繰り広げる中で起きた、セナのクラッシュ事故。

トップを走るセナを、2番手のシューマッハが追いかけていたのですが、高速コーナーでカーブを曲がりきれなかったセナが、時速312㎞の速度でコンクリートウォールに激突してしまいます。

レースは中断され、セナはヘリコプターで病院へ緊急輸送されましたが、その日のうちに帰らぬ人となりました。

 

あまりに突然のヒーローの死に、世界中が悲しみに暮れました。

祖国ブラジルでは、国葬が行われ、100万人以上の人々が彼を見送りました。

 

ワールドチャンピオン 計3回。

ポールポジション 計65回。

あれほど完璧な走りを見せていたセナが、誰よりもテクニックのあったセナが、なぜこんな事故を起こしてしまったのか。

多くの謎が残っていますが、事故の原因は未だにはっきりとは分かっていません。

 

セナの死後、F1のルール規定は大きく変更され、安全対策がより強化されました。

それ以来、レースによる死亡事故は劇的に減ったといいます。

また、セナの命日である5月1日は、祖国ブラジルでは「交通安全の日」に認定され、人々が交通安全への意識を高めるきっかけとなりました。

 

セナの死は、無駄にはならなかった。

彼は自らの死をもって、後世に、レースの安全性の大切さを教えてくれたのだと思います。

レースに限らず、日常生活でも、やっぱり安全が第一ですよね。

 

34歳という若さでこの世を去ってしまったセナ。

風のように速く過ぎ去っていってしまった生涯は、まさにレースそのものでした。

 

一体何を追い求めて、あなたはそんなに速く走っていたのでしょうか?

 

でも、もちろん残念ではあるけれど・・・私個人的には、セナは後悔してないんじゃないかと思うんです。

全人生をレースに捧げてきた彼にとって、最期にサーキットで散ることができたのは本望だったのかなって。

 

亡くなる最後の瞬間まで、彼はトップの座を誰にも渡しませんでした。

あんなに無茶なスピードを出して事故を起こすくらいなら、死んでしまうくらいなら、あの時、後ろのドライバーに道を譲っていればよかったのに・・・。

でも、セナは絶対にそうはしなかった。

命を懸けてでも、勝ちたかったんですよね。

きっとそれが、彼の全てだったから。

 

今頃、天国で優勝フラッグを振っていることでしょう。

 

「伝説のチャンピオン」と呼ばれるにふさわしい、本物のレーシングドライバーの姿が人々の心に刻まれ、1つの歴史が幕を閉じました。

 

こんな素晴らしいドライバーは、今後現れるでしょうか?

ううん・・・きっと彼以上の人は、もう二度と現れない。

 

短い間だったけれど、人々に勇気と感動を与えてくれたセナ。

全力で生きることの素晴らしさ、命の尊さを教えてくれた人。

あなたのことはずっと忘れません。

 

 セナの残した言葉 

 

僕たちはいつも限界で闘っている。マシンも、人間もだ。

それがモータースポーツであり、F1なんだ」

 

ありがとう、アイルトン・セナ。

永久に、そして安らかに・・・